例年になく早い梅雨明けを迎え、暑い日が続いておりますが、境内では暑さに負けず夏椿や蓮の花が咲きました。
夏椿は日本で沙羅の木(インドの沙羅双樹とは種類が異なるようです)とも呼ばれ、平家物語の冒頭に出てくる花として有名です。この元になったのはお釈迦様が対になった沙羅の木の下で涅槃に入られ、それを悲しむかのように花が舞った伝説によります。
また、タマムシを見つけました。法隆寺の国宝である玉虫厨子はこのタマムシの羽で装飾されていたといわれます。まるで金属のような美しい光沢を放っていました。お寺の周りも宅地化が進みましたが、境内では様々な虫が住んでいます。お参りの際には是非周囲の木々にも目を向けてみてください。