団参2日目の朝は今回のメインとなる開帳法要に参列しました。宿泊先の井谷屋を6時に出発し、早朝の凛とした空気の中、観音様のおられる金堂を目指します。
6時30分から参加の檀信徒の皆様と観音様の御前となる内陣にて、長谷寺執事様導師のもと執り行われた開帳法要に参加しました。法要の中ごろでは正面の緞帳がゆっくりと下がり神々しく光り輝くご本尊様の十一面観音菩薩様のお姿が現れました。そして、団体参拝にご参加いただいた方をはじめ檀信徒様からお預かりしたご先祖様の日牌供養とご祈願法要が営まれました。
早朝の長谷寺は、刻々と山々と境内、本堂が照らされ始め朝の清々しさとともに厳かな雰囲気を感じられました。法要の後、特別拝観となる観音様のお御足に直接触れ、ご縁を結ばせていただき御功徳を授からせていただきました。
金堂前の舞台からは、屋外にある五重塔としては2番目に小さい長谷寺の五重塔を拝むことができました。(ちなみに、1番目は1日目に参拝した室生寺の五重塔だそうです)
無事に長谷寺の参拝を終え、帰り道の途中名古屋に立ち寄りました。
名古屋の象徴ともいえる名古屋城「金の鯱」の下で、400年前の姿に復元された豪華絢爛な本丸御殿を見学しました。復元にかかった費用は150億円と巨額とのことでしたが、美しい障壁画や建設当時の技法で作られた彫刻欄間を間近に見ることができました。
また、旅行の最後には陶磁器で有名なノリタケカンパニーリミテドの工場跡地に設けられたノリタケの森にてミュージアムを見学しました。美しいデザインが施された数々の陶磁器を見るとともに、明治のころ国内産業振興のため洋食器を生産し、世界へ輸出することで日本の経済発展を支えてきた歴史を垣間見ることができました。